飛行機

真夏の機内、なぜこんなに寒い!?犯人は”冷房”ではありませんでした

フクノリ

うだるような真夏の空港。

チェックインに保安検査、搭乗ゲートまでの移動・・と歩き回って、じんわり汗ばんだ体で機内へ。

「はぁ〜、涼しい〜!!」

自分の座席を見つけて、席に座れた瞬間のあのワクワク感と不思議な心地よさは、夏に限りませんが旅のご褒美の一つだと思います。

・・ところが、です。

飛行機が離陸して30分もすると、なんとなく肌寒いかも・・?となってくる人、結構いるのではないでしょうか。

そして、1時間後には腕をさすり、気付けばCAさんにブランケットをお願いしていた。。

窓の外は雲ひとつない真夏の青空なのに、機内の自分は完全に秋の装い。

思わず、「なんでこんなに冷やすのかな??」と感じてしまったことも?

勿論、飛行機の航空会社がわざと機内をキンキンに冷やしている、というわけではありません

むしろ機内の温度は、夏も冬も一年中ほとんど同じ

それなのに真夏だけ寒く感じてしまうのには、ちゃんとしたカラクリがあります。

ということでこの記事では、真夏の機内がとりわけ寒く感じる本当の理由を、機内の空調のちょっと驚きの仕組みや、寒くなりやすい座席の話も交えながら解き明かしていきます。

もちろん、「じゃあ何を持っていけばいいの?」という上着・持ち物の正解もばっちり紹介しますよ。

この夏、飛行機に乗る予定のある方は必見です!!

そもそも機内は何度?・・実は夏も冬も”24℃前後”で一年中同じ

飛行機も基本的に温度を調整する機構はエアコンであり、基本的な空調設備であるからには温度設定があるわけです。

では、真夏の機内は一体何度くらいに設定しているのでしょうか。

調べてみると、国内大手のJALとANAの公式サイトにはっきり記載がありました。

JAL:エアコンにより摂氏24度前後で一定

ANA:機内温度は22〜26℃に調整

航空会社毎に多少の違いはあるでしょうが、どの航空会社も概ねこれくらいの温度でしょう。

24度といえば、地上でいえば5月の陽気くらいの気温です。

エアコンの設定温度としてみると、昨今の省エネ推奨の温度が26度なので、それと比べるとやや低めという印象はありますが、まあそれにしても際立っておかしい数値ではありません。

更に言うと、「夏だから強めに冷やす」わけではないようで、夏も冬も一年中、同じ温度で設定しているようです。

では、そんな普通の温度でありながら、どうして真夏の私たちは機内で「寒いかも・・」と震えることがあるのでしょうか。

その謎解きは次の章に譲るとして、まずはこの「24℃」の空気がどうやって作られているのか、せっかくなので少し脇に逸れてその驚きの舞台裏をほんのちょっとだけ覗いてみましょう。

この「機内温度の公表」、実は世界的に見てもかなり珍しのかも・・。
この記事の為、筆者が国内のLLCから海外の大手航空会社の公式サイトまでいくつか調べてみた限り、機内温度を具体的な数字で公表している会社はANAとJAL以外見当たりませんでした。
海外の航空専門メディアによれば各社おおむね22〜24℃あたりに調整しているようですが・・。

きっちり数字を明示してくれている日本の航空会社2社は、なかなか律儀な存在といえるのかもしれません。

機内のエアコンは”エンジン直送”!?
極寒の空気が、一度”熱風”になってから機内へ届くまで

普段、家で使用するエアコンには必ず室外機がありますよね。

室内の空気の温度を調節する為に必須となる設備が室外機です。

飛行機の空調は一般的な室内用空調設備と構造が全く同じというわけではありませんので、室外機も完全に同じ役割ではないものの、室外機に相当する設備は飛行機であっても必要です。

では飛行機における室外機はどこにあるのでしょう?

機体を外から眺めても、それらしき形をしているものは見当たりません。

外見では分からないが、エンジンが室外機の役割を持つ

実は、多くの旅客機では両翼に設置されているエンジンそれ自体が室外機の代わりなんです。

エンジン内部のコンプレッサー(圧縮機)で外の空気をギュッと圧縮し、その一部を機内の空調に回しているんですね。

ここで面白い話として、空気の”温度の旅”に触れましょう。

飛行機が飛ぶ高度1万メートル付近の外気温は、マイナス40℃にもなる極寒の世界です。

そんな冷たい空気なら、そのまま機内に入れれば冷房代わりになるということ?

なんて思う人もいるかもしれませんが、これがそうもいかないんです。

空気を取り込む役割の飛行機のエンジン(コンプレッサー)は取り込んだ空気を圧縮しています。
空気は圧縮すると温度が上がる性質があるため、コンプレッサーを通った空気はマイナス40度から一転して、100℃を優に超える熱風になってしまうんです。

とてもそのままでは使えない為、飛行機の空調システムでは、この熱された空気をわざわざ冷やしてから機内へ送り込んでいます。

マイナス40℃の空気が、いったん熱風になって、また冷やされて24℃で届く・・。
あなたが機内で浴びているそよ風は、実はなかなかドラマチックな半生を送ってきているんですね。

飛行機のエンジンも高度な技術の結晶

飛行機の室外機(エンジン)が外気を取り込むのに対して、一般的な室内用の空調設備の室外機は、外気を取り込んで室内に送るわけではありません。
役割や構造が異なりますので、「室外機」という表現はあくまでも筆者が分かりやすく表現する意図で使っています。

飛行機の機種によって構造が異なる場合もあります。
例えば、エンジンから空気を取らない”電動”コンプレッサー方式のB787など。
飛行機の世界もどんどん新しい技術が生まれているんです。

地上ではどうしている?飛行機の”おしり”と、空港の地下に隠されたヒミツ

でも、駐機中はエンジン止まってるよね?その間の空調はどうしているの?

エンジンで外気を取り込んで空調としているのであれば、こんな疑問も出てきますが、ここにも中々面白い仕組みが隠れていました。

旅客機のおしりの部分には、APU(補助動力装置)という小型エンジンがもう1つ積まれていて、地上での駐機中はこれを作動させて電力や空調を自前でまかなうことができるんです。
空港で飛行機の後ろから熱風が出ているのを見かけたら、それがAPUの排気口。

APUは飛行機の最後尾に設置されている。
その本体は外からは見えず、排気口だけが見える

ただ、APUも燃料を使いますし、騒音や排気ガスも出ます。
そこで最近の主要空港では、地上の施設から電力や冷気を直接供給する方式が主流になってきています。

たとえば成田空港では、第1・第2ターミナルのすべての固定スポットにこの設備が整備済み。
駐機場の地下から伸びる太いホースを機体につないで、空港側から冷たい空気を送り込んでいるんです。

夏の搭乗時、機内がすでにひんやりしているのは、こうした縁の下の力持ちたちのおかげ。
窓側の席に座ったら、出発前にちらっと地上を見てみてください。

機体に繋がる太いホースが見えたら、それが”地上からの冷気の道”・・かも!?

空調と電源を地上から供給する

犯人は温度じゃなかった。真夏の体が”24℃”に震える理由

機内は一年中24℃前後。

夏だからと、時期によって特別に冷やしているわけではない、ということを紹介してきました。

そうなると、寒さを感じる原因は機内の環境ではなく、私たちの方ということになります。

そうなんです。

真夏の機内を「寒いかも」と感じる最大の理由は、ズバリ「夏仕様の体と服装のまま、24℃の部屋に数時間滞在しているから」なんです。
こう種を明かせば非常にシンプルですが、この「私達の夏仕様の体」に更に影響を与える要素が飛行機の機内にもう少し隠れています。

真夏仕様の服装だと機内は寒い場合も・・

汗ばんだ体に「乾燥した空気」は更に冷えやすい

真夏のうだるような暑さの中、私たちはその暑さに対応する服装で生活しています。
これは逆にいえば、寒さへの備えがゼロともいえます。

夏は、私達はまさにその状態で飛行機に搭乗するわけです。

半袖・短パン・サンダル。

地上の35℃に最適化された、いわば真夏のフル装備。

そんな恰好で例えば24℃の室内に3時間座りっぱなし・・と考えると、これは確かに寒さを感じるのも分かる気がしますね。

24度は涼しいけど、長時間滞在すると肌寒さを感じることも・・

さらに、飛行機に搭乗するまでの間、大抵の人は空港を歩き回るわけで、この過程でじんわりかいた汗が更に追い打ちをかけます。

汗は蒸発するときに体の熱を奪っていくのですが(※気化熱という現象ですね)、ここで効いてくるのが飛行機の機内の乾燥です。

JALの公式サイトによれば、機内の湿度は長時間のフライトで20%以下まで下がります。

これがどれくらいの数字かというと、砂漠の平均湿度と同等か、それ以下とも言われるレベルなのだそうです。

ある旅行医学の解説の表現を借りれば、「飛行機の機内の空気はサハラ砂漠よりも乾燥している」という表現をされているようで驚きました。

乾燥した空気の中では汗がどんどん蒸発して、そのぶん体温もどんどん奪われていく。

真夏の機内の寒さの正体は、「薄着×汗×乾燥した空気」の三重奏というわけです。

汗だくで乗り込んだ人ほど寒さを強く感じるとは、なんとなく理不尽な仕組み・・などと感じもしますが、これって、飛行機でなくても夏の生活ではよく感じる場面のある話ですよね。

機内は、あえて”乾燥させている”

飛行機の中がそんなに乾燥しているのなら、多少は加湿しても良いのでは?という疑問が浮かびます。

ところがこの機内の乾燥、わざとそうしているんです。

そもそもとして、飛行機が飛ぶ高度1万メートル付近の空気は、その時点で湿度がほぼ0%のカラッカラ状態です。

そんな空気の中を飛行機は飛行し、エンジン(コンプレッサー)を通して機内の空気としてこれを取り込んで作られているのは先に説明した通りです。

そこで、取り込んだ空気を加湿出来るような機器(加湿器)を積めば良いのでは?と思いますよね。

ところが、これが出来ないのです。

機内の湿度を上げてしまうと、マイナス40℃という外気と機内の大きな温度差によって結露が発生してしまいます。

飛行機は精密機械と高度なコンピューターの集合体であり、水分は機械の天敵です。

そんな事情から、大切な機体と機器の不具合が生じないようにする為に、機内はあえて乾燥した状態に保たれているんです。

ちなみに機内の環境でいうと、気圧も地上の約0.8倍まで下がっていて、これは富士山の五合目に迫る高さで過ごしているのと近い状態。

取り込める酸素も地上より2割ほど少なくなるので、体は自覚がないままじわじわと消耗しやすいといえます。

そういった意味では、真夏の機内は、思っている以上に「夏の格好で挑んではいけない場所」という意識で臨むことが大切です。

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座る場所でも体感が変わる。”ひんやり席”の正体は、意外なあれ!

機内には、同じ24℃でも相対的にちょっぴり(他より)涼しく感じやすい席というのが存在します。
CAさんに教えてもらったのは次の2つのエリア。

  • 非常口などドア付近の席
  • ギャレー(機内の調理場)付近の席

更に寒い、というと良くない印象を持つかもしれませんが、どちらの席も、知っていれば何の問題もない・・どころか、実は人気席・便利席でもあるエリアです。

それぞれのキャラクターを見ていきましょう。

足元広々の人気席・非常口席は、ちょっぴり北向きの窓辺

非常口付近の席といえば、足元が広々としていて、比較的人気の集まる席です。

ただこの席、構造上どうしてもドアからのわずかな隙間風を感じやすく、他の席よりひんやりしやすいのだとか。

イメージとしては、おうちの中の”窓辺の特等席”みたいなもの。

眺めも居心地も最高だけど、冬はちょっと冷える、あの感じですね。

CAさんたちも「非常口席はおススメですが、温度調節しやすい服装でいくとより快適です」とアドバイスしてくれました。

羽織ものを一枚持っておけば、広い足元の快適さを丸ごと満喫できるというわけです。

飛行機という気密性が求められる乗り物であるということを考えると、隙間風が吹くというのもやや疑問が残ります。
ただ、構造上、他の場所よりも外気温に近くなりやすい(家などは窓が一番冷えやすいのと同じ)為など、他の理由もいくつかあるようで、いずれにしても確かに他の席より寒さを感じやすい、という事実はあるようです。

ギャレー付近がひんやりする理由は・・「機内に冷蔵庫がない」から!?

もうひとつの”ひんやりエリア”が、CAさんたちの仕事場であるギャレー(調理場)の付近。

その理由がなかなか面白いんです。

実は、飛行機の機内には家庭にあるような冷蔵庫が積まれていません。

では、どのようにして機内食やドリンクを冷やしているのでしょうか?

その答えが、「エアチラー」という機内食専用の冷却装置です。

画像はイメージです。

冷たい空気を吹き付けることで、中にある食事や飲み物の鮮度を保つ仕組みの空冷の冷蔵庫のようなものですね。

このエアチラーの冷気がわずかに漏れてくることで、ギャレー付近の席は涼しくなりがち・・というカラクリです。

ちなみにギャレー付近の席には、ドリンクのおかわりを頼みやすい、トイレの空き状況が座ったまま分かる(機種によって異なりますが・・)、といった隠れたメリットも沢山あります。
涼しさも含めて、暑がりさんにはむしろ狙い目の席といえるかも。

大切なのは、「寒いから避ける」ではなく席のキャラクターを知って選ぶこと。

寒がりの人は真ん中あたりの席+羽織もの、暑がりの人はあえて”ひんやり席”のように、自分に合う席を選んで、快適な旅にしていきたいですね。

実は機内の温度はCAさんがずっと見てくれています

ここまで、座席ごとのちょっとしたキャラクターの違いや、機内で寒さを感じる原因について紹介してきました。

構造上やむを得ないとはいえ、空調による温度調整は可能なわけで、当然、航空会社さんも手をこまねいているわけではありません。

利用する人達が少しでも快適に過ごしてもらえるように、と、常に私達利用者のことを考えてくれています。

そうです。

機内の温度は、実はCAさんが常に気を配ってくれているのです。

機内の24℃は”ほったらかし”じゃない。見えないところで働く温度センサーたち

CAさん達はフライト中、搭乗者の服装や機内での様子、ブランケットのリクエストの数、機内各所に設置された温度計などの状況をチェックしながら、それらに基づいて、機内が快適だと感じてもらえるような温度を判断してこまめに調整をしているのだそうです。

その調整術というか配慮するおもてなしの心は非常に高度で、機内の環境だけでなく、そのフライトの路線によって設定を変えることもあるという話です。

たとえばハワイや沖縄のようなリゾート路線では、現地の温暖な気候に合わせた薄着のお客さんが多いため、通常より機内の温度を高めに設定することもあるのだとか。

公式には「機内は24℃で固定」という表記をするとしても、それはあくまでも基本の設定であり、実際にはその日の搭乗客や路線に合わせて微調整されるというわけですね。

だから、というわけではありませんが、少しでも「寒いな・・」と感じたら、遠慮なくCAさんに伝えてOKです。

そこで、ブランケットをお願いするのはもちろん、「少し寒いのですが・・」の一言を添えてみると、それがCAさん達にとって機内全体の温度調整のヒントとしても役立つかもしれません。

ブランケットのリクエストが「機内の温度」調整の為の集計データになる場合も。あなたの一声が、同じ気持ちの人達を助ける結果の一助となるかもしれません。

ブランケット事情は会社それぞれ。LCCは「上着持参」を推奨も

機内で使うブランケットにも焦点を当ててみましょう。

ブランケットの貸出についても、実は航空会社によってやや事情が異なります。

フルサービスキャリアは基本的に無料で借りられる場合が多いですが、他方、LCCは会社によって対応が異なるようです。

いくつか代表的なところだけ紹介させていただきます。

  • JAL・ANAなどのフルサービスキャリア
    無料で借りられるのが基本(※ただし数に限りがあることも)
  • ジェットスター
    ブランケット入りの「機内快適グッズ」を有料販売(※お持ち帰りもOK)
  • ピーチ
    ブランケットの用意なし

※ブランケットの貸出の有無については、必ず各航空会社の公式HPで最新の情報を確認してください。

「えっ、ピーチはブランケット貸してくれないの!?」と驚くかもしれませんね。

実際、ピーチの公式Webサイトには、以下のような記載があります。

「体温調節のしやすい服装(冷房対策用の上着やストールをお手元にご用意頂く等)をおすすめいたします」

余計なサービスを省くかわりに可能な限り運賃を安くする、というLCCの基本というか合理的なスタイルの表れと考えれば腑に落ちます。

航空券が安く買えた分、ブランケット代わりにお気に入りの羽織ものを一枚持ち込むなど、事前の確認とちょっとした工夫こそが、LCCを賢く楽しくお得に利用するコツです。

・・・と、少し話が逸れましたが、ブランケットも含め、飛行機の機内ではCAさん達が、少しでも多くの人が快適に過ごせるように環境(室温)の調整を心がけてくれています。

過度な心配は不要ですが、それでも羽織れるものを持っていくとより安心が出来ますね。

上着の”正解”はこれ!筆者が独断で選ぶ、夏の機内を快適にする選択肢

最後に少しだけ実践に役立つ内容を。

ここまで読んでいただいた方はもうお分かりの通り、真夏の機内対策の結論は非常にシンプル。

「羽織ものを一枚、手荷物に入れておく」

これに尽きます。

特に難しい話ではありませんが、筆者が考える「夏の機内向け羽織ものの条件」は次の3つ。

  • ① サッと脱ぎ着できる
    前開き(ジップやボタン)が正義!かぶりタイプは狭い座席では意外と苦戦します
  • ② 軽くて、かさばらない
    折りたたんでバッグの隅に収まるかどうか
  • ③ 旅先でも活躍する
    機内専用ではもったいない!夏の旅全体で使い回せるものを

この3条件で考えておけば間違いはないと思います。

迷ったらコレ!夏の機内の”三種の神器”

その1:薄手のUVカットパーカー

夏の機内対策の大本命がこちら。
機内では防寒着、旅先に着いたら日焼け対策に早変わりという、夏旅との相性が抜群すぎる一枚です。
ポケッタブル(袋に収納できる)タイプなら、たたむと手のひらサイズに。
冷房の効いた新幹線や美術館、夕方のビーチなど、機内以外でも出番が多く、「持ってきてよかった」率はダントツです。

その2:大判ストール

羽織る、巻く、ひざ掛けにする、丸めて枕にする・・と、一枚で何役もこなす万能選手。
特に「足元だけ冷える」ことが多い機内では、ひざ掛けとして使える大判サイズが頼りになります。
旅先では冷房対策はもちろん、寺院や教会など肌の露出を控えたい観光地での羽織りとしても活躍。
かさばらないコットンやレーヨン素材の、少し大きめサイズを選ぶのがコツです。

その3:靴下

意外な伏兵がこちら。
夏はサンダルや素足派の方も多いですが、機内の冷えはまず足元からやってきます。
バッグに一足忍ばせておいて、搭乗したらサッと履く。たったこれだけで体感がまるで違います。
長時間フライトなら、むくみ対策も兼ねて着圧タイプを選ぶのもアリですね。

筆者のイチオシはUVカットパーカー。
機内で着て、旅先に着いたら日除けにもなり・・夏の旅ではどんな時でも役に立つ相棒です!

まとめ―
機内の寒さは”知っていれば怖くない”、むしろ旅の小ネタです

最後に、今回の記事の内容をおさらいしておきましょう。

まとめ
  • 機内の温度は夏も冬も24℃前後で一年中ほぼ同じ(JAL・ANAは公式サイトで公表中)
  • 飛行機の機内の空気はエンジンから取り込んだ外の空気を直送。マイナス40℃の外気が一度熱風になり、冷やされてから機内に届く仕組み
  • 駐機中は飛行機のおしりにあるAPUや、空港の地下から伸びる冷気のホースが活躍。飛行機の空調と電気は地上から供給される
  • 真夏に寒く感じる正体は「薄着×汗×砂漠級の乾燥」の三重奏。機内ではなく、夏の私たちの感じ方や服装に理由があった
  • 機内の乾燥は飛行機の機体を守るためのやむを得ない仕様
  • 非常口付近やギャレー付近はひんやりしやすい席。冷えの犯人は、機内食を守る冷却装置「エアチラー」だったりする
  • 機内の温度はCAさんが常に見守り、調整してくれている。寒い時は遠慮なく一声を
  • 最強の対策は、夏場でも、サッと羽織れる一枚をバッグに入れておくこと

「真夏なのに、なんでこんなに冷やすのかな!?」

・・・もしかすると、そんな思いをしている人もいるかもしれません。

ところが、この疑問、種を明かしてみれば、誰のことも凍えさせようとなんてしていませんでした。

それどころか、エンジンから届く空気、機体を守る乾燥、機内食を守る冷気、そしてお客さんを見守るCAさんの目・・。

あの夏の涼しさの裏側には、安全と快適のための工夫がぎっしり詰まっていたんです。

事情を知ってしまえば、あの機内のひんやりした空気も、少し違うように感じられてきませんか??

お気に入りの羽織ものを一枚バッグに忍ばせたら、準備は完了。
あとは窓の外の入道雲や流れる雲海を眺めながら、快適な空の旅を満喫しましょう!!

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筆者について
フクノリ
フクノリ
初心者ブロガー
運輸・輸送系で働くエッセンシャルワーカーです。 沢山の旅人の方を時に歓迎させていただき、時に送り出させていただく、そんな日々を送っています。 「旅」に触れる日々の中で、もっと沢山の人に旅を好きになってもらいたいという想いからブログを開設しました。 旅の基本的な知識を備えて、楽しい旅が更に何倍も楽しくなるような情報を紹介していきます。
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