旅行のお供に!最適なスーツケースの選び方

スーツケース

旅行に欠かせないアイテムの一つであるスーツケース。
しかし、どのようなスーツケースが自分に適しているのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、素材やサイズ、キャスターなどスーツケースを選ぶうえでチェックすべきポイントや、スーツケースで有名なブランドをいくつかピックアップしてご紹介します。
あなたにぴったりのスーツケースを見つける一助となれば幸いです。

スーツケース選びのポイント

自分に合ったスーツケースを選んでいくうえで最低限抑えておくべきポイントがあります。
ここでは、そういったポイントを簡潔に紹介していきます。
一言でスーツケースといっても非常に沢山の種類がありますので、商品を選んでいくうえで最初にとっかかりとするのがここで紹介している内容だと意識していただければ良いと思います。

1, 用途に合わせる

まず最初に、自分がどのような用途でスーツケースを使用するのかを明確にすることが重要です。
例えば、仕事の出張をメインとして使用するのか。
海外旅行での使用を想定するか、それとも国内旅行をメインとするか。
その他の使用目的なのか、など、主要な用途を想定するということが大切となります。
それによって、選ぶべきスーツケースに必要な機能やサイズなどが異なってくる為です。

出張なのか旅行なのか、どれくらいの日数の旅なのか。
スーツケースを選ぶ為の判断基準は様々です。

2, 宿泊数を考慮する

スーツケースの容量(大きさ)は宿泊数に合わせて選ぶことが大切です。
容量が大きすぎると旅行先(出張先)等現地での移動時に扱いが困難で邪魔になってしまう場合があります。
逆に容量が小さすぎれば、当然ながら必要な荷物が収まりきらないということになります。
宿泊数に応じた適切なサイズのスーツケースを選ぶことで、荷物の収納に苦労することを避けることができます。
勿論、旅行や出張が常に同じ日数で固定されているわけではありませんので、差し当たり最初は、今回あなたがスーツケースを購入しようと考えるに至った目的である旅行や出張等の日数を基準に選ぶのがよいでしょう。
今時点では具体的な旅などの計画はないものの、今後に備えて1つスーツケースを購入しておきたいといったような目的での購入の場合、目安として「1泊あたり約10ℓ」を目安に選んでみてください。
大は小を兼ねるので、サイズが大きければ大きいほど対応出来る拍数は単純に増えていきますが、大きければそれだけ現地での扱いが困難になりますし、航空機の機内持込が出来なくなったり、重量によっては重量過多の追加料金を請求されてしまうといった場合もあります。
よって、購入の目的やその頻度、拍数の平均値を取って最適なサイズを選ぶのが大切となってくるわけです。

あくまでも一般的な目安ですが、サイズを選ぶうえでは大切な要素

3, 機能面に注目する

スーツケースの機能面も非常に重要な要素です。
機能面とは、スーツケースの素材の違いによる硬さ(頑丈さ)や機動性(取り回しやすさ)、収納ポケットの数などを指します。
機能面についてはこの後の章で細かく紹介していますので、これらの機能が自分にとって本当に必要なのかどうかをよく考えて選びましょう。
尚、スーツケースはその素材や備えている機能によって価格が上下します。
価格は無視出来ない点であるものの、あまりにも価格(低価格)にこだわってスーツケースを選んでしまうと、必要な機能が十分に備わっていない可能性もあるため注意してください。
スーツケースは一度購入したら長く付き合えるものが多いので、価格だけでなく機能面をしっかり重視して選ぶと良い場合が多いです。

素材やデザイン、ポケットの位置などスーツケースにも様々な機能が備わっている

4, 予算を決める

価格は無視出来ない要素ですね。
4つ目は予算の設定です。(なにもこれはスーツケースに限った話でもありませんが。。)
スーツケースは各価格帯ごとに本当に様々な商品が存在しますので、自分の予算に合ったスーツケースを選ぶことが重要です。
ここまでスーツケースを選ぶうえで大切な点を紹介してきましたので、これらの点を加味しつつ自分が出せる範囲の予算を設定しておきましょう。
先にも記載した通り、スーツケースは大きさや素材、機能性などによってかなりの種類が存在しています。
自分にとって最適となる必要な機能を備えたスーツケースを探そうと思うと、その大量の候補から選ばなくてはならなくなります。
ここからは筆者の個人的な意見が強く混じりますが、当然ながら価格が上がれば上がるほどそれに見合った機能や大きさが備わっていくものが多いです。

・・と、実際そうなのですが、ただ、こうなると際限がありません。
上を見れば見るほどどれもが素晴らしくて、いいなあ!とか欲しいなあ!と感じさせられるものが多いですが、ここはぐっと抑えて、自分が設定した予算枠を守ることを大切にしてください。
1つのスーツケースであらゆる用途や拍数をカバーするのは難しいです。(絶対に無理というわけではありませんが)
旅行や出張等が増えて、スーツケースを使用する機会が増えてくると、徐々に用途にあった別のスーツケースの購入を検討するという場面も恐らく出て来ると思います。
高価なものを選ぶのは、今所持しているスーツケースではカバー出来ない(足りない)部分などをしっかり理解してからでも決して遅くはありません。

予め予算を決めることで、ある程度選択肢を絞ることが出来る

スーツケースの3大要素:素材・サイズ・キャスター

先の章で、スーツケースの「機能面」や「宿泊数」が大切であると説明いたしました。
ここからは、スーツケースを選ぶ際に大切である「機能面」や「宿泊数(サイズ)」を見ていくうえで必要な要素についてもう少し詳しく見ていきましょう。
ずばり、スーツケースの素材サイズキャスターの3つについて紹介していきます。

素材

最初は、スーツケースの「素材」についてです。
スーツケースの素材は細かく分ければ複数種類ありますが、一般的には、大きな分類として「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2つに分けることが多いです。
両方の素材の特徴を見ていきましょう。

ハードタイプ

ハードタイプは金属であるアルミニウムやプラスチック素材のポリカーボネートといった素材で作られており、耐久性と耐衝撃性に優れています。それだけでなく、頑強な構造による防犯性の高さも特徴といえるでしょう。
反面、頑丈な素材ゆえにスーツケース自体の重量がソフトタイプに比べて重い傾向にあります。

ハードタイプのスーツケースの代表的な素材としては次のようなものがあります。

ABS樹脂:ABS樹脂はポリカーボネートと同じプラスチック系素材です。ポリカーボネートが主流となる以前にはスーツケースの素材として主流なものでした。ポリカーボネートと同じく、軽さと頑丈さを両立している素材といえますが、頑丈さでは僅かにポリカーボネートに劣ります。価格帯が安価なものがあるので、予算を抑えたい方におすすめです。

・耐久性や耐衝撃性に優れた素材が使用されている為、頑丈で高い耐久性がある
・頑丈な素材の為、高い防犯性を備える
・天候や強い衝撃など外部の環境から中の荷物を保護するのに優れている

・重量があり、取り回しがしにくい
・ソフトタイプのスーツケースと比べると価格帯が高め
・外部から強い衝撃を与えると、ひびが入ったり傷がついたりしやすい

ソフトタイプ

ソフトタイプのスーツケースは布やナイロンなどの柔らかい素材で作られており、一番の特徴はその軽さや柔軟性からくる持ち運びのしやすさです。
旅行中にちょっとした瞬間に中の荷物を出し入れしたいといった場合にも、ハードタイプのスーツケースと比べて
扱いやすい(少しだけ開けて中身の出し入れがしやすい)ものが多いです。
一方で、ハードタイプのスーツケースと比べるとどうしても頑丈さにおいては一歩譲ります。
ソフトタイプのスーツケースでは以下に挙げる素材が一般的に使用されています。

:布製のスーツケースは極めて柔らかくかつ軽量です。また、素材に柔軟性がある為、多少容量を超えて荷物をいれようとしてもなんとか入れることが出来る、という点も特徴です。それでいて価格も安価な為、予算を抑えたい方に適していますただし、耐久性や防水性に劣るので、中の荷物を雨や衝撃などから守る必要がある場合には適切な対策をとる必要があります。

ナイロン:ナイロン製のスーツケースも布性と同様、軽量で価格が安く、素材自体の柔軟性もあります。人工繊維の為に加工しやすいことから、スーツケースのデザインバリエーションも豊富です。反面、布製素材と同じく雨などに弱く防犯性ではハードタイプのスーツケースに一歩譲ります。

・軽量で取り回しがしやすく、比較敵安価で様々な種類のものを選ぶことが出来る
・前面に小物用ポケットが付いているなど、様々なデザインバリエーションのスーツケースが揃っている
・素材自体が柔軟なので、中に入れる荷物の量も多少なら無理がきく

・布製やナイロン製の為、防犯性ではハードタイプのスーツケースに一歩ゆずる
・外部から強い衝撃を受けると、内容物に衝撃が伝わりやすい
・雨などに晒されると中身まで浸水してしまう場合がある

素材の違いは、機能性だけでなく見た目やデザインにも直結する要素です。
機能性で確実に譲れない部分がある(何が何でも頑丈さが欲しい!など)といった場合はともかく、そうでなければ、見た目やデザインなどで選ぶというのも大いにありです。
やはり自分が気に入ったものの方が愛着をもって付き合っていけますよ。

サイズ

スーツケースは、自身の旅の拍数を目安にして適切なサイズを選んでいくのが基本です。
容量毎に目安となる宿泊数がありますので、宿泊日数に合わせた最適なサイズを考えましょう。
以下の目安を参考にしてださい。

日帰りや1泊程度の旅行=概ね10L程度 を基準として考えると分かりやすいです。 

このように、サイズを選ぶうえでのある程度の目安はありますが、荷物の量や種類、使い方などによってかなり変わってくるものです。
判断に悩むようであれば、多少余裕をもった大きめの容量を選ぶのも良いでしょう。
また、スーツケースによっては、必要に応じてある程度容量を拡張できるエキスパンダブル機能を備えているものもありますので、そういった種類のものを選んでみるのも方法の一つです。
サイズについては大は小を兼ねるのは事実ですが、あくまでも一番頻度が多い宿泊日数に合わせることが大切です。
例えば、2泊前後の旅行がメインなものの、数年に一度だけ1週間程度の旅行に行くという時に、大きい方に合わせて1週間前後の目安でスーツケースを選んでしまうと、2泊前後の旅行に常に61ℓ以上のサイズのスーツケースを持っていくのは、現地などでの取り回しに苦労することになります。
航空機の機内へ持ち込みをしたい場合にも、航空会社毎に上限の規定サイズがあるので、そういった意味でも、サイズ選びは慎重に行うのが良いです。

キャスター

スーツケースを選ぶうえでは、キャスターもしっかり検討しておきたい要素です。
キャスターとはスーツケースに付いている4つ(※2つのものもあります)のタイヤのこと。
このタイヤによって、重いスーツケースも軽い力で地面の上を転がしていくことが出来るわけです。
一見、大きな違いはないように感じるかもしれませんが、実はこの部分に起因して変わるものもあります。
一番大きな違いはキャスターの数。
キャスターには一般的に2輪のタイプと4輪のタイプの2つがあり、この数の違いによって、スーツケース自体の操作性に大きな違いが出てくるというわけです。
また、機能面のみでなく、キャスターはスーツケースの中でも一番力がかかりやすい場所でもあることから、耐久性も無視できない要素といえます。
静音性を高めたキャスターや操作感に優れたキャスター、耐久性を向上させたものなど各社様々な工夫を凝らしている場所でもありますので、是非キャスターにも注目してみてください。

2輪キャスタータイプ

スーツケースの角4隅のうち、2か所にだけキャスター(車輪)が付いているのが2輪キャスタータイプです。
車軸がスーツケース本体に固定されているタイプが基本なので、4輪キャスタータイプに比べると構造的に頑丈です。
キャスター(車輪)の大きさも4輪キャスターに比べて大きく設計されているものが多い為、悪路での走破性に優れるというのも見逃せない点ですね。
反面、キャスターの車軸が固定されていることで車輪自体が回転せず、転回などの小回りする動きがしにくいと言えます。
また、キャスターが2輪しかない為、例え狭い場所や人ごみの中であってもスーツケースをある程度傾けて角度をつけ、2輪を接地させた状態で押すか引くか以外に動かすことが出来ないというのも重要な点でしょう。
メリットとデメリットをまとめてみました。

・キャスター(車輪)がボディに埋め込まれているものが多く、車軸も固定されている為、構造的に頑丈で壊れにくい
・キャスター(車輪)の車軸が固定されている為、直進安定性に優れる
・キャスター(車輪)が大きいものが多く、悪路での走破性に優れる
・キャスター(車輪)の数が2つと少なく、車軸が固定されていることから、スーツケースを移動させる際の静音性が4輪キャスタータイプと比較しても静か
・地面に置いている際の安定性に優れる(電車の車内など揺れる場所でも動きにくい)

・小回りがききにくい
 その場で向きを変えるのは難しい為、向きを変える場合は円を描いた移動をする必要がある
・移動時は必ずスーツケースを傾けて引く(押す)必要がある為、人の多い場所などで動かしにくい
・スーツケースを押すか引く姿勢が限定される為、長時間の移動では腕に負担がかかりやすい

4輪キャスタータイプ

スーツケースの角4隅全てにキャスター(車輪)が付いているのが4輪キャスタータイプです。
車輪一つ一つが全てスーツケース本体とは離れて個別に接続されているものが多く、車輪単独で360度回転する為、その場に置いた状態でもスーツケースを回転させられるなど小回りに非常に優れます。
反面、スーツケース本体から離れて接続していることや車輪が4つあるという部品点数の多さなどの構造上、どうしても2輪タイプに比べると外部からの衝撃に弱く、頑丈さで僅かに劣るということは否定できません。
舗装されていないような悪路で使用する場合も取り回ししにくいという面があります。
その他の面も含めたメリットとデメリットをまとめてみました。

・キャスター(車輪)が4輪個別に360度まわる為、小回りに非常に優れる
・キャスター(車輪)が4輪個別に動く為、狭い場所や人の多い場所での取り回しが楽
・スーツケースを傾けることなく直立状態で動かせる為、移動時の姿勢が自由で負担が分散しやすい(腕だけに負担がかかるといったことが少ない)

・キャスター(車輪)が4つと多く、スーツケース本体から離れて接続(露出)されている為、2輪キャスタータイプと比較して耐久性の面で僅かに劣る
・常に4輪が接地している為、電車の車内など揺れる場所などでは勝手に動いてしまうなど安定性に少し欠ける
※キャスターにストッパーが付いているタイプもあります
・未舗装路など悪路での走行は苦手

キャスターのタイプ別のメリットとデメリットの紹介は以上です。
2輪タイプも4輪タイプもどちらもそれぞれに優れた面があるので、自身の用途や使い方などを見据えながら、最も適したタイプを選んでください。
可能であれば実際にお店などで地面の上を引かせてもらうと尚良いと思います。

スーツケースの代表的なブランド

ここまで、スーツケースを選ぶ際に大切な要素を紹介してきました。
ここからは、スーツケースのメーカーの中でも比較的有名で代表的と呼べるブランドをいくつか紹介していきます。
各ブランドごとにデザイン等の見た目の特徴が異なるのはもちろんのこと、それに加えて、ブランドごとにそれぞれの歴史があり、そういった歴史や経緯に基づいて、得意としている形状や素材、機能などが今も脈絡とそのブランドの商品作りに引き継がれいるということが多いです。
気になるデザインや素材のスーツケースを見つけたら、そのスーツケースのブランドから先に調べてみるのもおススメです。

リモワ(RIMOWA)

耐久性と美しいデザイン、補償サポートに優れたスーツケースをお求めなら「リモワ」がおすすめです。
1898年にドイツで創業したリモワは、当初は牛革の素材を用いたスーツケースが主流でした。
その後の歴史の中で、アルミニウムやジェラルミンなど軽量で頑丈な素材に着目していき、1984年にはABS樹脂製スーツケースを開発しました。
現在においてもブランドの姿勢や考え方は健在で、特に軽量かつ頑丈なスーツケースでは世界を代表するブランドといえるでしょう。
頑丈さだけでなく、アイコニックなデザインは場面を選ばず使用出来る素晴らしいもので、これも人気の理由です。
そんなリモワですが、2022年7月以降の全ての製品に対して「生涯補償」を付与しています。
アフターサービスの充実さも見逃せない点です。

グローブトロッター(GLOBE-TROTTER)

1897年に創業したイギリスを代表する高級スーツケースブランドが「グローブトロッター」です。
最大の特徴は、特殊な紙素材を使ったヴァルカン・ファイバーという独自素材のスーツケースでしょう。
強靭でありながら驚異的な軽さも両立するヴァルカン・ファイバーはグローブトロッターだけのオリジナルな素材で、使い込むほどに味が出るという特性も持っています。
更に、創業当時から現在に至るまで、英国の職人が一つ一つハンドメイドで製作しているスーツケースは、一目でグローブトロッターだと分かる優れたデザイン性まで備えています。
その性能や特性を保証するエピソードも、エリザベス女王などイギリス王室御用達であることに加え、デヴィッド・ベッカムやケイト・モス、エマ・ワトソンなど名だたるセレブ達が愛用しているなど枚挙に暇がありません。

エース(ACE)

スーツケースブランドは日本にもあります。
1940年に大阪で創業したのが日本ブランドの「エース」です。
機能的でデザイン性もあり、基本的な頑丈さも備えるなど、全ての要素を高いレベルで両立させているのがエースのスーツケースの特徴といえるでしょう。
細部に至るまで利用者の利便性が徹底して考慮されており、かゆいところに手が届くといった物づくりはまさにジャパンクオリティーと言えるものです。
高い性能を持ちながらも比較的リーズナブルな商品も多くあり、初めてのスーツケース購入といった方や、どれを選べば良いか分からないという人にも安心しておススメ出来るブランドです。

サムソナイト(Samsonite)

アメリカ生まれのサムソナイトも、スーツケース選びでは外すことが出来ない有名ブランドの一つです。
1910年にアメリカで創業したサムソナイトは、頑丈さと軽量を追い求めて素材の研究を重ね、Curv(カーヴ)という特殊な素材を開発しました。
軽量なうえに堅牢さも持ち合わせたこのスーツケースは世界中で大ヒットしています。
サムソナイトといえば「コスモライト」や「シーライト」というスーツケースがとにかく有名で、多くの人に愛され続けています。
他にも、サムソナイトのスーツケースは素材やサイズ展開が豊富で、特殊な素材を活かした頑丈かつ軽量なスーツケースを沢山の選択肢から選ぶことが出来ます。

クラッシュバゲージ(CRASH BAGGAGE)

人とかぶらない一風変わって面白いコンセプトのスーツケースを探したければ、クラッシュバゲージを検討するのも良いでしょう。
クラッシュバゲージはイタリアはベネチアのブランドです。
最大の特徴はなんといってもスーツケースのデザインです。
ボディの部分が外部からの力を加えられてでこぼこに凹んでしまったかのように見える珍しいものです。
とはいっても勿論新品で、力の限り叩きつけたわけでもありません。
いわばダメージ(クラッシュ)加工ともいえるスーツケースは、あえて凹凸のへこみなどを入れることによって、逆に外部からの衝撃や圧力に強くなりました。
その独特のデザインに惹かれれば、是非検討してみてください。

デルセー(DELSEY)

ファッションの国フランス(※私の個人的な感性です)で創業したのがこの「デルセー」です。
カメラ用の革製ケースを作っていたデラハエ社とタイプライターやレコードプレーヤーのケースを作っていたセインヘーヴ社が合併して誕生したという少し異色の経歴を持つデルセーは、両社がそれぞれ得意とする技術を併せたスーツケースを販売してきました。
製品の特長といえるのが、スーツケースの開口部のジッパーを2重にして防犯性を高めているジップセキュリテックという特許技術で、一般的なスーツケースのジッパー部に比して3倍ほどの強度と防犯性を備えています。
デルセーは2022年にデルセージャパンという日本法人が創立され、徐々に日本国内に店舗を展開し始めています。
1946年にパリで創業してからのブランド自体の歴史は長いものの、日本法人の創立からはまだあまり日が経っていません。
元々フランスのハイセンスなデザイン性を持ったスーツケースは、今後更に日本国内で注目されていくのではないかと思います。

まとめ

この記事では、スーツケース選びの基本的なポイントや各要素の解説、スーツケースの代表的なブランドについて紹介させていただきました。
自分に合ったスーツケースを選ぶことは、旅行や出張の効率や利便性、満足感に直結することもあるほどに大切です。
スーツケースは一度購入すれば長く使えるアイテムです。
旅行の用途や宿泊数、必要な機能などをしっかり判断して用途に合ったスーツケースを見極めることで、旅行や出張をワンランク上の体験に変えていきましょう。

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