初めての高速バス!予約方法から乗車までの手順を紹介

高速バス

旅といえば車や新幹線、飛行機というイメージを最初に持つ人も多いと思いますが、高速バスも忘れてはいけません。
高速バスというと、あまり「旅」というイメージと関連性を感じにくい人がいるかもしれませんが、高速バスはその利便性やコストパフォーマンスの良さから、旅慣れた人にとって非常に人気がある定番移動手段の一つといえます。
そこでこの記事では、あまり高速バスを利用したことがないという方に向けて、乗り方や予約方法を簡単に紹介していきます。
高速バスの利用の方法を身に着けて、旅の幅を更に充実で豊かなものにしていきましょう!

高速バスの予約方法

最初に、高速バスを予約する方法を見ていきましょう。
バス会社や高速バスの種類によって色々な方法がありますので、ここでは代表的な予約方法をいくつか紹介します。

1. インターネットからの予約

インターネットで高速バス会社の公式サイトを利用して、パソコンやスマートフォンから自宅で簡単に予約ができます。利用する区間、出発日、利用人数などを入力すると、空席のある便が表示されるので、指示に従って必要な情報を入力するだけと操作も簡単です。
支払い方法はバス会社によって異なりますが、多くの場合、クレジットカードや引落など様々な方法を選ぶことが出来ます。
他に、様々な高速バスを予約する専用の予約WEBサイトなどもあり、こういったサービスを利用するのも便利です。
初めから特定のバス会社の利用を決めている場合は公式サイト、利用するバスを選ぶ時や探したいといった場合にはこういった予約専門サイトを利用すると便利ですね。
代表的な予約サイトとしては以下のようなものがあります。

インターネット上での予約の手順

bus

ここで、インターネット上での予約手順を簡潔に記載します。大まかな全体像を掴む為の参考としていただければと思います。
概ね以下のステップに従って進めることで予約を完了させることができますが、実際に予約する際は、そのサイトの予約方法をしっかり確認してから作業を進めるようにしてください。

1. 予約用のページを開く
  • パソコンやスマートフォンで高速バスの予約サイトを開きます。
  • 路線や利用区間、出発日、利用人数を入力します。
2. 空席の便を選ぶ
  • 入力した情報に基づいて、利用可能な便が表示されます。
  • 乗降地や出発・到着時刻、シートタイプなどを確認し、希望する便を選択します。
3. 予約情報の入力
  • 予約サイトの指示に従って、予約情報を入力します。
  • 予約番号やQRコードが表示される場合もありますので、必要な情報を保存しておくことが重要です。
4. 支払い方法の選択
  • バス会社によって異なりますが、予約時に支払い方法を選択することができます。
  • クレジットカードやコンビニ決済など、利用しやすい方法を選んで支払いを完了させてください。
5. 予約完了
  • 入力した情報と支払い内容を確認し、予約を完了させます。
  • 予約完了メールや予約受付確認書などが送信される場合がありますので、大切に保管してください。

インターネット上での予約は予約番号やQRコードなどを必要とする場合もあるため、事前に画面を印刷出来るプリンターを用意したり、もしくは画面メモの保存方法や手元でメモを取る準備をするなどの用意をしておくと安心です。
予約手続きが完了したら、後は当日バスに乗るだけです。

2. コンビニで予約

ローソンやミニストップのコンビニ端末(Loppi)でも直接、高速バスの予約が可能となっています。
但し、対応しているバス会社(路線)と対応していないバス会社(路線)があるので事前にバス会社のサイトなどで確認するようにしてください。
他に、上記でも紹介している「インターネット上での予約」をしておけば、支払いや乗車券の受け取り(発行)をコンビニで行うことが出来るといったバス会社などもあります。
セブンイレブンの端末などはそれで、予め公式サイトや専用サイトなどで予約をしておけばコンビニで支払いから乗車券の発行まで可能です。

3. 電話での予約

電話での予約も可能です。
高速バスの会社に設置されている予約センター(名称はバス会社によって異なります)に直接電話をかけて予約をするという方法です。
予約センターのスタッフさんと直接会話をしながら予約手続きや空席の確認などを進めてくれますので、初めての予約で不安な場合や、色々と確認してから予約したい場合には良い方法といえるでしょう。

ここでは高速バスの代表的な予約方法を紹介してきました。
高速バスの予約はコンビニ、インターネット、電話といった方法で行えます。
但し、インターネットのサイトやバス会社によって予約方法や決済方法が異なるので、実際に予約をする際は必ず公式サイトや案内ページを確認するようにしてください。

予約せずに高速バスに乗れる!?

実は高速バスは予約せずに当日そのまま乗車することも出来ます。
勿論、予約制の高速バスであれば予約なしでの乗車は出来ないですが、「座席定員制」(※記事の最後にも少し紹介しています)と呼ばれる仕組みで運航している路線の高速バスの場合は、事前の乗車券購入(予約)をしなくとも座席が空いていれば乗車出来ます。
乗車料金はバス停傍の券売機で購入する場合や、バスに乗ってから車内で支払いするといった形など様々です。形式としては駅やその周辺を結ぶ街中を走っている路線バスに近いといえばイメージしやすいのではないでしょうか。
急に必要となって飛び込みで高速バスを利用したい!といった場合には便利ですが、当然、座席定員制ではないバス路線の場合もあります。
いずれにしても、利用しようとしている路線のバスがどちらの形式なのかを事前に確認することが大切となりますね。

高速バスの乗り方

ここからは高速バスに乗るための手順をポイント毎に説明していきます。
普段から路線バスを利用しているという人にとっては、バスは身近な存在だと思いますが、同じバスでも「高速バス」と「路線バス」では利用方法が似ているようでやや異なります。
高速バスに乗る際は、以下の手順に従ってスムーズに乗車していきましょう。

1. 乗り場へのアクセス

高速バス乗り場
新宿の高速バス乗り場

まずは、自分が乗る高速バスの発車場所を確認しましょう。
路線バスなどと同じく、高速バスの発車場所も予め決まっていますので、乗車する高速バスの会社のホームページや乗車券に記載されている乗車場所を確実に確認しておくことを忘れないように注意が必要です。
バス乗り場は複数あったり、同じ乗り場でも行き先の異なるバスが停車するなど、初めての場合はなにかと不測の事態が起きがちです。
予め事前に乗り場の場所や案内をしっかりチェックしておいて、余裕をもって乗り場に着けるようにすることをおススメします。

2. 乗務員への乗車確認(料金支払い)

係員への支払い
券売機での購入

問題なくバス乗り場に着くことが出来たら、バスが乗り場に到着するのを待ちます。
バスが乗り場に到着したら、バスの行き先表示を確認して、自身が乗車する予定のバスであることを確認しましょう。行き先が間違っていなければバスに乗車します。
もし掲示されている表示を見ても行き先が判然としない時は、遠慮せずに乗務員の方に行き先を確認することも大切です。
乗車時には乗務員に乗車に必要なものを提示しましょう。バス会社によって異なりますが、乗車券やスマートフォン等で表示させた予約確認画面などが一般的です。
事前に乗車券を購入していない場合、料金は乗車時に支払う場合もありますので、支払い方法は事前に必ず確認しておくことが大切です。

3. 座席の確認

自分の座席を探す

バスに乗車するにあたって、予め自分が座る座席を把握しておきましょう。
座席番号は購入している乗車券や座席表に表示されており、基本的にはバスの前方から後方へ向けて数字が順番に大きくなっています。
ただし、座席番号が見えないなどの理由でどうしても自力で見つけられなかい場合は、乗務員の方に場所を聞けば席まで案内してくれる場合もあります。(状況によって口頭の説明のみの場合もあるかもしれません。)
他にも、座席定員制というものがあり、これは乗車前に並んで待っていた順番に乗車していくいわゆる自由席のような形式です。
この場合は乗車時に空いている座席があればそのままそこに座ってOKです。
分からないことがあれば、遠慮せずに乗務員に確認しましょう。

4. 荷物の預かり

頭上に荷物を置くスペースがあるが、あまり広くないバスも
バス車体下部に荷物を積載できるスペースがある。大きい荷物はこちらへ

手荷物があっても基本的にはそのまま車内に持ち込めます。座席の上部に荷物収納スペースがあるので、その棚に荷物を置けますし、サイズが収まるなら自身の足元や膝の上に置いてもOKです。
しかし、総じて荷物用のスペースが潤沢ではない場合も多くあります。(※バスの種類や座席数などによって異なります)
大きな荷物を持っている場合は勿論、荷物の数が大きい場合なども、可能であればバスの車体下にある荷物専用スペースへ預けることを検討するのが良いでしょう。
注意点として、乗車スペースと隔離されている空間なので、走行中なども取り出すことが出来ません。
貴重品や壊れやすいものは手元に持っていけるように、予め荷物をうまく分けておくと快適に過ごすことが出来ますよ。

5. バスへの乗車

前方ドアから乗車する

ここまでの注意点をしっかり頭に入れたら、あとはバスに乗るだけです。
乗る際は原則としてバスの前方ドアから乗り込むことになります。
これは、高速バスは一般的な路線バスとは異なり、乗降が出来るドアが車体前方に一か所しかないからです。
乗車の際には乗務員の方へ乗車券を渡し(提示し)ましょう。
乗車券も今は色々な形があり、Webで発行する乗車票やチケットレスが主流となっています。

WEB乗車票とチケットレスの利用方法

smartphone

高速バスの利用では、チケットの持ち歩きを簡略化するために、携帯電話やスマートフォンで表示できるWEB乗車票を利用することができます。WEB乗車票を利用するためには、予約の際に発行された確認メールなどに含まれる画面やQRコードを携帯電話やスマートフォンに保存しておく必要があります。

WEB乗車票の利用方法

WEB乗車票を利用するためには、以下の方法があります。

  1. 画面のスクリーンショット:予約確認メールや予約完了後の画面をスマートフォン上でキャプチャし、保存します。乗車時に必要な場合には、保存した画面を表示します。
  2. 画面を印刷:予約確認メールや予約完了後の画面をプリントアウトし、紙に保存します。乗車時に必要な場合には、プリントアウトした画面を提示します。
  3. 予約番号をメモ:予約確認メールや予約完了後の画面から予約番号をメモします。乗車時に必要な場合には、メモした予約番号を提示します。

上記はあくまでも一般的な方法です。
Web乗車票(券)で高速バスに乗車する時には、乗車する予定の高速バス会社が指定する方法で確実に用意するようにしてください。

チケットレスの利用方法

一部の運行会社では、チケットレスの利用が可能です。
チケットレスの場合、乗降地や出発日時、予約番号などの情報を乗務員に伝えるだけで乗車できます。ただし、予約番号が必要な場合もあるため、事前に予約確認メールなどを確認してください。

注意点

WEB乗車票やチケットレス利用の際には、以下の点に留意してください。

  1. 予約会社や路線によっては、WEB乗車票やチケットレスの利用が不可な場合があります。公式サイトや予約確認メールによる事前確認が必要です。
  2. WEB乗車票やチケットレスの利用方法がわからない場合は、運行会社にお問い合わせください。
  3. 予約番号や乗降地、出発日時などの情報を正確に提供しましょう。正確な情報提供により、スムーズな乗車手続きが可能です。

WEB乗車票やチケットレスの利用は、高速バスの利便性を高めるために非常に便利な方法です。
予約確認メールなどで送られてくる予約情報を確認し、乗車時に必要な情報を携帯電話やスマートフォンに保存しましょう。

座席定員制と座席指定制

最後に、「乗車方法」とは少し異なりますが、高速バスに存在する「座席定員制」と「座席指定制」という2つのタイプについて、それぞれの特徴や利用方法を簡単に紹介していきます。

座席定員制(ざせきていいんせい)

座席定員制はいわゆる「自由席」。先頭の人から順に席を選んでいく

座席定員制の高速バスは、基本的には事前予約の必要がなく、一般的な路線バスと同様の形式で乗車します。
バス停でバスの到着を待っていれば、バスが到着した後に順番に乗車することができますが、街中を走る路線バス
と異なり、必ず座席に座る必要があります
どういうことかというと、席が空いていないから立ってつり革につかまるという乗車方法が出来ないということです。
いくらバス停で並んで待っていたとしても、バスの座席に空きがなければ乗車することが出来ませんので注意が必要です。

・主に比較的短距離の路線で利用される
・予約不要で乗車可能
・乗車時に料金を券売機で支払う
・立ち席での乗車はできない
・満席の場合、後続のバスを利用する必要がある(後続便がある場合に限る)

座席指定制

指定制はその名の通り「指定席」。事前に乗車券を購入しておかないと乗車は出来ない

座席指定制の高速バスは、事前に予約が必要であり、乗車前に座席番号を指定します。
この記事で紹介している「高速バスの乗り方」はこの座席指定制のバスを対象としています。
座席指定制は中・長距離や夜行路線で利用されることが多いです。

・乗車するには事前の予約が必要
・予約受付は乗車日の1ヵ月前からが一般的(※路線や会社によって異なります)
・インターネット、コンビニエンスストア、JRバスきっぷうりば、または電話等で予約が可能
・事前に乗車券の印刷やそれに代わるWeb乗車票(券)などの用意が必要となる場合がある

尚、高速バスには座席定員制と座席指定制が混在している路線もありますので、利用するバス会社(路線)を調べるようにしておきましょう。
高速バスの利用を検討されている方は、「座席定員制」と「座席指定制」の特徴を把握し、自分に合った利用方法を選んでくださいね。

まとめ

高速バスに乗るための手順や予約方法、チケットレスの利用方法、座席定員制と座席指定制の違い、そして予約手順について紹介してきました。
高速バスの利用は予約サイトなど色々な方法で簡単に行うことができます。
予約方法や乗車手続きなどの手順を覚えておくことで、スムーズにかつ便利に高速バスの利用ができるようになります。
今まで高速バスを利用したことがなかった人も、この記事を見て是非次の旅ではバスの利用も検討してみてください。
バスは電車や飛行機と異なり、駅や空港といった主要拠点と観光地の奥地など更にきめ細かく様々な場所を密に繋いでくれているものなので、バスを利用出来ると、旅の幅や選択肢に面白さなどが飛躍的に広がりますよ。
車内は快適ですし料金もリーズナブルな場合が多いので、バスを上手に活用して便利で快適な旅を楽しんでいきましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました