旅行の楽しみを高める!パッキングのコツについて

旅行は楽しみの一つであり、私たちの生活の中で大切な時間を過ごすことができます。
しかし、その前に行うパッキング、つまり旅に持っていく荷物の荷造りがうまくできないと快適な旅行に影響を与えてしまうこともありえます。
この記事では旅行初心者の方向けに、基礎的な「旅行パッキングのコツ」や、「パッキングに役立つグッズと考え方」、「旅先やスタイルに合わせた旅行カバン選び」など、旅行の準備をスムーズに進めるためのアイデアを紹介していきます。

1. 旅行パッキングのコツ

旅行前にパッキングを行う際には、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
以下では、旅行パッキングをスムーズに行うための基本的なコツをいくつかご紹介します。

1. 必要最低限の持ち物を選ぶ

旅行に行くとついつい荷物が増えてしまいがちですが、必要のないものは持っていかないようにしましょう。
急に必要となるようなことになった場合であっても、基本的には大抵の物は現地でも購入することができます。
普段と違う現地のお店でいつもと気分を変えてのショッピングを楽しめると前向きに考えれば気持ちも高まりますね。
ということで、準備段階ではあくまでも必要最低限の持ち物を選ぶことがおススメです。

不安になってあれもこれも持っていきたくなるが、本当に使うかどうかをよく考える

2. シワになりにくい素材の洋服を選ぶ

持っていく洋服の選び方も大切です。
ポイントとしては、シワになりにくい素材の洋服を選ぶこと。
シワになりにくい服であれば、スーツケースの中でしわを気にせずにコンパクトに収納することができます。
それに、旅先の宿泊先等でアイロンを借りたりする手間も省けます。
シワになりにくい素材を選ぶことで洋服のクリーニングやアイロンを気にせずに過ごすことが出来るので、時間と手間を節約することにも繋がります。

ポリエステルやウールは比較的シワになりにくい

3. お土産用のスペースを確保する

旅行先でのお土産購入も楽しみの一つですが、お土産を持ち帰るスペースを事前に確保しておくことは大切です。
目安として、スーツケースの半分くらいに荷物を詰め込み、残りのスペースはお土産用に空けておくというくらい少々大げさに設定しておくのが良いです。
実際には荷物の半分を空にするのは簡単ではないと思いますが、旅のパッキングのコツは先にも説明している通り「必要最小限」がポイントです。
これくらい大げさな目安を頭で設定して荷物を選ぶことで、必要な荷物とそうでない荷物の選定もしやすくなるでしょう。
尚、この記事では「お土産用」としているものの、お土産以外にも旅先で予期せず荷物が増えてしまうといったことは稀に起こります。
そういった事態に備えておくことの意味もあります。

十分以上に余裕をもって荷物をまとめることが大切

2. パッキングに役立つグッズと考え方

パッキングに役立つグッズを備えたりそれらをうまく活用することは、快適な旅行を形作るために欠かせない要素の一つです。
ここからは、パッキングを効率化するためにあると便利なモノやそれらの使い方、考え方、活用の仕方などについていくつか簡単に紹介させていただきます。

2.1 グッズの活用

  • トラベルポーチ:荷物を整理整頓するのに便利なポーチです。
    用途ごとに分けて入れることで、旅行先での取り出しやすさを向上させます。
    圧縮出来るようなタイプや、壁などにかけて中身を取り出しやすくなるようなものなど、様々な種類があります。
  • ポータブル充電器:観光地情報の調査やルート検索、写真撮影など旅先ではスマートフォンやタブレットを使う頻度が普段以上に増えます。
    そんな旅先で充電がなくなってしまうと困ってしまいますね。
    旅行中でも携帯が容易で、いつでもどこでも充電できるポータブル充電器は今や旅の必携といっても過言ではないものです。
  • トラベルアイロン:服などのしわを伸ばすために使用する非常に小さなアイロンです。
    旅行等への携行がしやすいように非常にコンパクトなので荷物が嵩張りにくく、電源さえあればどこでも使用できるので便利です。
    とはいえ、サイズが小さいので、あまりにも服の量が多いと大変です。
    パッキングのコツはあくまでも「シワになりにくい服を持っていく」のが基本です。
  • トラベルボトル:シャンプーやコンディショナーなどの液体を入れるボトルです。
    旅行用として拍数などに応じた様々なサイズが揃っています。
    普段使っているものをこれらのボトルに移し替えて持ち運ぶことで、荷物の軽量化やスペースの節約に役立ちますね。

2.2 パッキングの考え方

  • シーン別にパッキングする:移動中、旅先、宿泊先、帰宅前など場面ごとに必要なものをグループ分けして考えてみましょう。
    あまり厳密でなくともいいんです。
    例えば「洗面道具類」や「お風呂セット」など、なんとなくそれぞれのグループに適した収納方法や入れ物を使うことで、取り出しやすさやスペースの効率化が図れます。
    これは実際に何度も試すことで徐々に自分にとって一番やりやすい形が見えてきます。
  • 重心を意識する:パッキングする際には、重い荷物を下部に配置することでバランスを保ち、持ち運びやすさを追求しましょう。
    旅によっては荷物を持って長い距離を移動する場合もあると思います。
    そんな場合に特にこうした重心を意識したパッキングをしているかどうかで、結構疲労感に差が出てきますので軽視は出来ない部分です。
  • 見られても困らない状態にする:カバンを開ける必要がある場面や同行者に見られる可能性がある場合を考慮し、荷物の配置や小袋の使用方法を決めることが重要です。
    また、個人的なアイテムや下着などは小さなポーチや袋に入れておくと安心です。
    パッキングのやり方にもよりますが、荷物を1つに全てまとめるような場合は特に重要でしょう。
    旅先でカバンを開ける機会は結構多いもので、場所によっては周囲の人達にしっかり見えてしまうこともあります。
開けられても恥ずかしくないくらいにはまとめておきたい

パッキングに役立つグッズや考え方を上手に活用することで、スムーズな旅行を楽しむことができます。色々試しながら自分に合った方法を見つけていきましょう。
旅は準備から始まっていると考えて、あれこれと楽しみながら取り掛かるのがおススメです。

3. 旅先やスタイルに合わせた旅行カバン選び

旅行カバンを選ぶ際には、旅行の目的や旅先、自分のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
ここでは、旅先や自分のスタイルに合わせた旅行カバン選びの為のポイントを簡単にご紹介します。

旅の目的に応じた選び方

旅の目的に合わせて適切なバッグを選ぶことが大切です。
あくまでも一例ですが、ビジネス旅行やフォーマルな場に出かける際には、フォーマル感のあるボストンバッグタイプやスーツケース等がおすすめで、カジュアルで気軽な旅行であれば、バックパックなどという具合です。
ただ、これは明確な基準はありませんので、カバンがあまりに特徴的なもの等でない限り、気にしすぎなくてもよいともいえます。

スタイルに合わせた選び方

自分のスタイルに合わせて旅行カバンを選ぶことも重要です。
おしゃれで軽量なリュックやショルダーバッグが好きな人もいれば、コンパクトにたためたり大容量などの機能性が高いアウトドアブランドのバッグを選びたいという人もいるでしょう。
カバンのファッション性から選ぶことも旅の楽しみの一つです。

バックパックタイプは色だけでなく形の自由度もかなり多い
スーツケースも材質の違いでかなり印象が変わる

サイズの選び方

旅行カバンは特にサイズ選びも重要となってきます。
旅行の長さや荷物の量に合わせて適切なサイズを選ぶことが大切です。
1~2泊の短い旅行であれば、機内持ち込み可能な程度のサイズの旅行カバンを選ぶと便利です。
逆に4泊以上など長期の旅行や荷物が増える場合は、大きめのカバンを選ぶ必要があるでしょう。
カバンの適切な大きさは人によって変わりますので一概にはいえません。
ただ一般的には、1-2泊程度なら40ℓ程度、3-4泊なら40ℓ~60ℓ程度、1週間前後であれば90ℓ前後といわれています。
旅慣れている人であればかなり正確に旅に必要となる荷物の量を認識出来ますが、まだ旅慣れていない場合は中々必要な荷物の量が分からないものです。
パッキングのコツは「必要最低限の荷物」ではありますが、最初のうちは多少大きめのサイズを選ぶ方が安心出来ます。

自分に適した大きさを見極めることも大切

特徴や機能に注目して選ぶ

カバン毎の特徴や機能にも注目してみましょう。
例えば、スーツケースはキャスターが付いているので旅先などでの移動が楽になります。
バックパックタイプであれば両手が空くので、どんな場所でも身軽に動くことができます。
その他にも、防水タイプのカバンや、2WAYタイプでバックパックとしてもショルダーバッグとしても使用出来るタイプのカバン等もあります。
収納の数もポイントですね。
カバンによって様々な特徴や機能を備えているので、こういった機能面を第一に考慮して選ぶのも良いでしょう。

以上が旅先やスタイルに合わせた旅行カバンを選ぶためのポイントです。
自分に合ったカバンを選ぶことで、快適な旅行を楽しむことができますよ。

4. 洋服と小物の選び方と収納方法

旅の荷物のパッキングを考えるうえでは、洋服の選び方も大切なポイントです。
ここからは、旅の洋服や小物の選び方や旅先での効果的な収納方法についてお伝えします。

洋服の選び方

旅行に持っていく洋服を選ぶ際には、単純ですが以下のポイントに注意してましょう。

  1. 着回しのできるアイテムを選ぶ:
    旅の日数にもよりますが、日数分全ての服を用意するのは荷物が増えてしまって大変です。
    そこで、例えばリバーシブルの洋服や黒色のボトムスなど、着回しのしやすいアイテムを数点選ぶことで持っていく服の数量を減らすのがおススメです。
    季節や服の種類、旅の日数などに応じて着回し出来る範囲も変わってくるものの、このポイントをうまく工夫出来るようになると荷物の総量が結構変わってきます。
  2. 基本カラーに合わせてアイテムを選ぶ:
    持っていく洋服の基本となるカラーを1色選び、それに合う色や柄のアイテムを持っていくことで、当たり前ですが旅先でのコーディネートがしやすくなります。
    予め、旅先で着る服のコーディネートを1日ごとに上下全て決めていくというタイプの人であれば良いのですが、そうでない人は特にこのポイントを念頭において持っていく服を決めるように意識してください。
  3. 部屋着は外でも着れるものを選ぶ:
    部屋着をおしゃれなものにすると、宿泊先のホテル周辺のちょっとした散策や帰りの飛行機の中で着られるリラックス着としても使えたりします。
    旅先の部屋着というと人目につかないからという理由で、外には出られないような(部屋に一人でいる時専用?の)服を持っていく人も結構いると思います。
    部屋着をしっかり考えて選べば、部屋着として以外の用途で使えることもありますし、それが出来れば、単純に持っていくべき服の数を減らすことも出来ます。
    多目的に使える部屋着を選んでるのも面白いです。

小物の選び方

旅行に持っていく小物類の選び方についても考えてみましょう。

  1. ストローを利用したスキンケアアイテムの小分け:
    化粧水やクレンジングオイルなどの液体は容器ごと持ち運ぶとかさばりますが、ストローに小分けに入れると軽くて持ち運びに便利です。
    ストロー?と思われる方もいらっしゃると思いますが、「ストロー スキンケア」などで検索すると結構丁寧に解説してくれているページが沢山ありますので是非探してみてください。

 2,コンタクトケースにクリーム類を入れ替える:
  乳液やハンドクリーム、歯磨き粉などのクリーム状のものはコンタクトケースに入れると
  旅先での持ち運びもコンパクトで便利に使用できます。
  コンタクトケースを持っていれば是非検討してみてください。

 3,アメニティなどを活用する:
   旅先の宿泊先では大抵の場合、シャンプーや化粧品などがアメニティとして備わっていることが
   ほとんどです。
   これらのアメニティをうまく活用することもポイントとなってきます。
   アメニティを使用することとすれば、それだけでも自宅から荷物として持っていく大きなシャンプ
  ーボトルの持ち運びなどが不要に出来ます。
   とはいえ、普段使っているシャンプーや化粧品でないと困るという人は多いと思います。
   そういう人は無理せず、上述した1や2の方法をうまく使用してみてください。

収納方法

次に、洋服と小物を効果的に収納する方法についてもご紹介していきます。

  1. クルクルと巻いて収納:
    洋服を巻いて収納することで、より多くの洋服を旅行カバンの中に詰め込むことができます。
    実はクルクルと巻いた洋服はうまく巻けていればシワにもなりにくいため、パッキングの荷解きも手軽に行えるようになります。
  2. シャツなどのシワが入りやすい素材は特に注意:
    そもそも、シワになりやすい服装を旅になるべく持っていかないことが大切であるというのはこの記事の冒頭で紹介している話です。
    それでも、例えば出張などで、シワの入りやすい服装は~などと考える余地がなく、どうしても持っていかないとならない場合とういこともあると思います。
    そういった場合に、可能な限りシワが入りにくくなるようにするには、シワになりにくいたたみ方が重要となってきます。

 3,隙間を有効活用:
  スーツケースのバーの間や隙間には、シワが入っても問題ない服などを入れるようにします。
  こうすることで隙間を埋めて、できるだけ内部の荷物が平らになるように収納してみましょう。
  いっそのこと「インナーフラット」というタイプのスーツケースを選ぶのもおススメです。

 4,壊れやすい製品はタオルで包む:
  ガラス製の品など破損しやすいものは、やわらかい素材の洋服やタオルで包んで保護しましょう。

 5,圧縮袋を使用する:
  冬場の旅行では厚手のセーターやジャケットが必要ですよね。
  これらの嵩張る衣類は圧縮袋などを活用することでスペースを節約することができます。

ここまで洋服と小物の選び方や収納方法のポイントについてご紹介いたしました。
ここに記載している方法はいずれもシンプルかつ基本的なものばかりですが、これから旅に慣れていきたいという方は参考にしていただける情報もあるかと思います。
旅行の荷物を効果的効率的にまとめて、快適な旅を過ごしましょう。

5. 荷物をコンパクトにするポイント

荷物をコンパクトにまとめるためには、以下のポイントに注意しましょう。
小物の収納方法と一部内容が重複する部分もあります。

1. 頻繁に使用するものを手の届く場所に収納する

旅行中に頻繁に使用するアイテムは、旅行カバンの手の届く場所に収納しましょう。
例えばパスポートや航空券、財布、スマートフォンなどの必需品は、ポケットや外部からアクセス出来るような仕切りの中などに収納することで取り出しやすくなります。
逆に使用頻度の低いものは一番下や奥の方に収納するようにするのがおススメです。

2. 重ねられるものは重ねて収納する

タオルやTシャツなど比較的柔らかい衣類は重ねて収納するとスペースを効率的に使えます。
服やタオルなどをミルフィーユ方式で重ねる方法や、ロールケーキ方式で巻いて収納する方法を試してみましょう。これによってスペースを最大限に活用できます。
ミルフィーユ方式やロールケーキ方式の巻き方については以下のリンク先が分かりやすいです。

3. 小分けにする

小物やアクセサリー類はポーチや小物入れに分けて収納すると便利です。
透明なケースやメッシュのポーチを使えば中身が見えて取り出しやすくなりますよ。
また、小分けにすることでアイテムを整理しやすくなり、必要なものをすぐに見つけられるようになります。

こういうメッシュポーチは一つあるだけで結構重宝する

4. 緩衝材として服やタオルを活用する

電子機器や瓶詰めの物品など、壊れやすいものや壊したくないものは、衣類やタオルを緩衝材として利用しましょう。
服やタオルでそういった壊れやすい物品をロールケーキのように畳んで挟むことで保護する形です。
服やタオルの繊維の柔らかさや厚みが衝撃を吸収する効果を持ちます。
ただし、この方法は下手をすると普通に荷物を入れる以上に嵩張ってしまう場合もありますので、荷物の総量があまり多くならないように注意しましょう。

5. 旅先で調達できるものはなるべく持っていかない

旅先で手に入るものや調達できるものはなるべく持っていかないようにするというのも一つの方法です。下着や基礎化粧品類にタオルなど、現地のコンビニやホテルで十分に手に入れられるものは多いです。
旅行の前に旅に持っていきたいモノをリストアップします。
その次に、そこから「本当に必要なもの」と「現地での調達には向かないもの」を取捨選択します。
簡単ですが、この考え方だと旅の荷物をかなりコンパクトにすることが出来ます。
更にこの方法では、現地で調達するものを使い捨てタイプのものとして、旅の終わりには全て廃棄してしまうということも行うことで、行きも帰りも旅全体を身軽な状態で楽しむことが出来ます。
しかしながらこの方法は、言うは易く行うは難しともいえます。
ある程度旅行に慣れてからでないと中々うまく実行することは難しいでしょう。

まとめ

この記事では、基礎的な部分をポイントごとに簡単に概要としてまとめました。
これらのポイントを意識して旅行のパッキングを効率化することで、より快適な旅行を楽しむことができるようになっていきます。
試行錯誤しながら色々な方法を試しながら徐々に自分に合った方法を見つけていく。
そんな旅行の準備から始まる楽しみも、旅と共に味わってみてください。

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