気分や場面別!旅にまつわる最高の名言をご紹介!

世の中には歴史上の偉人が残したとされる様々な「名言」があります。
そしてそういった名言の中には、「旅」をテーマにしたものもあります。

さて、言葉には力がある、、という風に言われることがあります。
望みの言葉をずっと繰り返し発していれば、いつかそれが現実になる、などといったような話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
私自身は基本的に鈍感な人間で、スピリチュアルなところは滅法弱いので、そんな風に「言葉には力があるかどうか?」と問われれば、これはもう感じる人次第なのではないかな・・と考えています。

それでも、これから紹介していく「名言」と呼ばれる言葉達については、力・・なのかどうかはともかく、それを見たり聞いた人の心に直接届いて、その人の気持ちを大なり小なり揺さぶるようなものが確かに存在しています。
「いや、名言なんかでそんな経験したことない!」という方は、まだ自分自身の心の琴線に触れるような名言と出会えていないだけかもしれませんよ。

今回は、そんな「旅」にまつわる名言の中から、気持ちや場面別に最もおススメの名言を、私の独断と偏見で紹介していきます。
紹介している名言の中に少しでも皆さんの心に響くものがあれば幸いです。

旅にまつわる名言達

旅にまつわる名言は多い

私は昔から「名言」が好きでした。
暇があればインターネットで探してみたり、本屋で、名言と美しい景色が一緒になったような本を買い集めてみたりと、それなりには色々な名言と触れてこれたと感じています。
そんな中で常に感じているのが、とにかく「名言」といわれる言葉(文章)は多い!という事実です。
素敵な言葉である「名言」が沢山溢れているのは決して悪いことではないのですが、ふとした瞬間、「ああ、なんだか心に響くような素晴らしい一言を知りたいなあ、、」などと感じる時には困ってしまいます。

名言は世の中に沢山存在している。 ※画像はイメージです

「名言」達が世の中に氾濫している為、なかなか「これだ!」というモノに巡り合うことが出来ず、素晴らしい名言を探してつらつらと言葉を眺めていると、ふと気が付いたら随分と時間が過ぎていた、、、ということがよくあります。

数多く遭遇し続けていると感動が薄れてしまう?

どんなに価値のあるものでも、あまりに多すぎると・・※画像はイメージです

繰り返しますが、「名言」が沢山存在しているということ自体は本当に素晴らしいことだと思います。
それだけ多くの人が、この言葉は心に響くなあ・・と感じられる言葉があり、それが世に紹介されているということは悪いことではないと思えるからです。
とはいえ、自分にとって最高な名言を探しているような時に限っては、この多さが裏目に出ることもあります。
大量の「名言」を読み続けていると、だんだんと一つ一つの言葉の意味や有りがたみが薄れていくような感覚になってしまうんです。
感覚がマヒしてくるというのでしょうか。

そこでこの記事では、様々な名言に出会ってきた私が、沢山の名言達の中から場面や気分別に「こんな時にはこの名言が一番心に響いた!」というものを厳選して紹介していきます。
100個もの名言を全て見ていくのは(※それはそれで楽しいのですが。。)大変なので、まずは私の紹介する名言を見ていただき、その中から興味を持った名言があれば、そこから辿って、めくるめく名言の海に触れていっていただければ幸いです。

それでは早速、私が独断と偏見で厳選した名言達を紹介していきましょう。

場面・状況別の厳選名言達

旅に出たくなる!気分を盛り上げたい時の言葉5選

ここでは、読んでいると思わず「旅に出たい!」という気持ちになってしまうような珠玉の名言達を紹介していきます。
普段の生活で気持ちが落ち込んでいる時に元気を出すのにもちょうどよいかもしれません。

今から20年後、君はやった事よりもやらなかったことに、より後悔するだろう。
ゆえに、舫いを解き放て。
安全な港から船を出せ。
貿易風を帆に捕らえよ。
探検せよ。夢をみよ。発見せよ。

―ー マーク・トゥエイン(Mark Twain) ーー

どんな時でもとにかく「気分を盛り上げる!」とは少し異なる言葉ともいえます。
それでも、旅へ対する気分の高ぶりは感じさせられる強い言葉です。
旅とは探検することでもあり、夢を見ることにもつながり、その先で何かを発見することが出来るかもしれません。
それは旅の醍醐味であり、また、旅を通して得ることの出来る沢山のものの一つだと思います。

遠くに行くことはある種の魔法で、戻ってきたときにはすべてが変わっている。
ーー ケイト・ダグラス・ウィギン(Kate Douglas Wiggin) ーー

「魔法」という表現が実に巧みな表現方法であると感じます。
現実では起こりえないことが起こってしまう。
それが「魔法」という表現だといえると思います。
つまり、旅に出るということは、それこそまるで魔法のように自分も周りのことも周囲の環境までも、多くのことを元の形から大きく姿を変えてしまう、という言葉です。
勿論、本当に自分や周囲が変化するわけではありません。
そうではなくて、自分自身が成長し、新しい価値観や知識、経験を得ることで、今まで見てきたものに対する感じ方や見え方が大きく変わる。という意味です。
旅は人を大きく成長させるのです。

人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである。
ーー ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe) ーー

旅とは、設定した目的地にたどり着くことではなく、その過程も含めた全てを指すという意味でしょう。
ただし、目的地にたどり着くことが旅ではない、という否定をしているわけではありません。
目的地にたどりつくことだけでなく、そこに至るまでの道中も含めて全てが「旅」です、という意味ですね。
旅の楽しみ方は人それぞれです。
目的地にたどり着くことに達成感を得る旅もいいですし、目的地にたどり着くまでの道中を思い切り楽しむのも旅です。
形も楽しみ方も千差万別なのも旅の素敵なところです。

旅の経験は、心の中で推敲される。
大半の出来事が忘れ去られ、ほんの少しの出来事が記憶として残る。
そして残った記憶は、ときどき湧き出ては、わたしの退屈な日常を励ましてくれる。

ーー 奥田 英朗 ーー

毎日毎日同じことの繰り返しで飽きてしまったという人や、やりたくない仕事で日々過ごしていることに対して不満を持っている人など、もしかしたらいるのではないでしょうか。
そういった人達にとって、旅とは最も効果的な特効薬となりえます。
この特効薬の素晴らしいのは、旅の最中に効果があるのは言うまでもなく、旅から戻ってきた後でも心にしっかり作用する効果が残る、という点です。
毎日のなんということもない日常のふとした瞬間に旅の思い出や記憶がふっと思い出され、旅の最中に感じた楽しい気持ちや興奮した出来事などが頭を巡る時があるということですね。
ポジティブな感情を鮮明に思い出せる瞬間は心地よいものです。

変わらない日常にちょっとしたつまらなさを感じている人や、毎日の生活に活力を持って臨みたい人などにも「旅」は極めて効果的です。

「旅」というのは不思議な力をもっている。
日常を飛び出して、ちがう環境に自分自身を放り投げる。
すると、日常ではできなかったことが、うまくいくことがある。
環境が変わるだけで、自分を取り巻いていた壁がこわれていくことがあるのだ。
ーー鎌田 實ーー

一つ上の名言と少し似ていますね。
「旅」とは、日常の生活環境等にストレスを感じていたり行き詰っていたりする時にも大きな効果があります。
旅は自分自身をいい意味で変える(成長する)力があります。
その結果、今までと変わらないはずの日常の見え方や感じ方が異なってきたり、旅を通して成長した自分自身が、今までの自分では絶対に気づけなかった新しい解決策や道を見出せることもあるかもしれません。

旅の途中で寂しさを感じた時に読みたい言葉4選

どんなに楽しい時間もいつかは必ず終わります。
旅も例外ではありません。
前日まで指折り数えて楽しみにしていた旅も、いざ始まってみればあっという間。
ふと気が付いたら帰り道、、なんてことも。
そんな楽しい旅の最中、ふとした瞬間に心に寂しさが押し寄せてきたという時、そんな時に読みたい言葉を紹介します。
時間を戻せる言葉はありませんが、旅を最後まで楽しい気持ちで過ごせるような名言達です。

旅というのは、空港に着いたときに終わるのではなくて、
周囲の景色が、わざわざ目を 凝らすこともない日常に戻ったときに終わる
ーー 角田 光代  ーー

旅の終わりを感じた時、どうしようもない寂しさに襲われることがあります。
「ああもう終わっちゃうのか、、」というあの寂しさは何度経験しても辛いものです。
それでも、旅はまだ終わってはいません。
いつもの日常の景色に戻った時が本当の意味で旅の終わりです。
こんなことは当たり前のことだと思われるかもしれません。
でも、ほんの一秒でも長く「旅」(楽しい時間)を過ごせるというのは、私としては結構嬉しいものだと思います。
結局のところ自分自身がどう感じるかとどうか?の領域の話だとして、だからこそ、「1秒しかない」のではなく「1秒もある」と捉えるだけで少しでも幸せになれるのなら、それは中々悪くないと思いませんか。

旅から戻ってくると、故郷の煙さえも甘く気持ちのよいものである。
ーー アレクサンドル・グリボエードフ(Alexander Sergeyevich Griboyedov)  ーー

旅が終われば、いつもの日常や見慣れた光景が戻ってきます。
旅の楽しさの余韻に浸りながらも、旅が終わってしまった寂しさも心に影をさします。
でも思い出してみてほしいのですが、旅の最中にほんの一瞬だけでも、自分の家や日常に恋しさを感じた瞬間はなかったでしょうか。
旅を通して見慣れた日常や光景からしばらく距離を取っていると、不思議なことに、いつもの見慣れた日常に対してわずかながらも有り難さや懐かしさを感じられるようになるんです。
旅が終わるのは寂しいですが、いつもの日常や見慣れた光景を改めて見つめなおしてみるとどうでしょう。
そんなに悪いものでもないような、、そんな気がしてきませんか。

急な山を登りつめて頂上に腰をおろす旅人は,ほっと一息いれるのがもうかぎりもない喜びだろうが,もし永久にそうやって休息していろと無理じいされたら,彼は幸福であるだろうか?
ーー スタンダール(Stendhal)  ーー

「旅」とは、忙しい日常に対する心と精神の休息だと捉えることが出来ます。
見たことのない景色に感動し、食べたことのない美味しいモノを食べ、偶然の出会いに感謝する。
旅とは心と体のリフレッシュであるともいえます。
ところが、そんな「旅」を間髪入れずに永遠と継続していたらどうなるでしょうか。
旅に限ったことではありませんが、どんなものであってもそれが多すぎれば徐々に人はそれに慣れてしまい、そのものに対する価値は相対的に低くなっていきます。
「旅」と「日常」とは相対的な位置でこそ存在しうる要素であると私は考えています。
もし仮に「旅」が永久に続くのであれば、それはもはや「旅」ではなく「日常」といえるのではないでしょうか。
「日常」とは時に辛かったりつまらなかったりすることもあるかもしれませんが、それは「旅」という要素をより楽しく貴重なものにしていくのには必要な要素であるともいえます。
次の「旅」を更に素敵なものにしていくためには、「日常」もまた大切にしていくことが大切ということですね。

旅には三つの楽しみがあると言われている。
ひとつは旅をする計画や準備、
ひとつは旅そのもの、
そしてもうひとつは旅の記憶である
ーー 浅田 次郎  ーー

楽しかった旅の終わりを感じた時、そこはかとない寂しさにとらわれることもまた、一種の旅の決まり事です。
でも大丈夫です。そんな寂しさを感じている時にはこんな言葉を思い出して元気を出しましょう。
旅の楽しみは3つ!
しかもその3つ目は旅が終わってからでも楽しむことが出来る代物だからです。
今を精一杯楽しんで、旅が終わった後に残る最高の思い出や記憶を一つでも沢山作っていきましょう。

旅の感動を周囲の人に伝えたい時の言葉2つ

旅を通して沢山の感動を得たとしましょう。
その高ぶる気持ちをなんとか伝えたい!という時におススメの名言を紹介します。
自分自身の言葉で伝えるのが一番理想ですが、どうしても言葉が紡げない時は、いっときだけ世の名言の力をお借りしてもよいのではないでしょうか。

サハラ砂漠の砂嵐で巻き上げられたオレンジ色の雲が、
気流でフィリピン上空まで運ばれ、雨で地上に降っていくのを見た。
そのとき、私たち地球人はみんな同じ船で旅をしているのがわかった
ーー ウラジミール・コヴァリョーノク(Vladimir Vasiliyevich Kovalyonok)  ーー

とても詩的な表現だと思いませんか。
私たち地球人は人種や性別、国籍などの様々な差異に関わらず、全員が「地球」という船に乗っている、ということですね。
あまりよくない言い方をすれば、「地球を船」と例えるのはよく聞くものです。
ところが、実際に旅に出て旅先で思わず息を呑むような光景を目の当たりにした時、「あっ!」と気が付いたり思いついたりする事実や真理のようなものって確かにあります。
そんなものに気が付いたり感じたりすることって稀にあります。
そして、そういう事実(真理)は、それ自体を表現するのが見た目に同じ言葉であったとしても、実際に旅で体験した人が話すのとそうでない人が話すのでは、相手に与える印象がかなり異なると感じます。
旅を通して心に刻まれるような感動や経験があれば、それをどんな言葉で話したとしても、不思議と相手の心を揺さぶる説得力が生まれます。
たとえ語彙や表現力に自信がないとしても、旅を通して感動し経験した思いに身を任せ、ありのままにその思いを相手に伝えてみましょう。
それは間違いなく相手に伝わります。

大きな旅立ちというものは、書物の、第一行目の文章のように、重要なものなのだよ。
その一行が、この一瞬が、すべてを決定づけるんだ。
ーー トーベ・マリカ・ヤンソン(Tove Marika Jansson)  ーー

旅に出たことのある貴方は、自分自身という書物にとって最も大切である第一行目の文章を記せているのかもしれません。
反対に、まだ一度も旅に出たことがない人は、その人にとって大切な書物の第一行目を記せていない可能性があります。
最初の一行とは、その人自身を形作るうえでの全ての基礎のような部分といえるのではないでしょうか。
旅をすることで、それが構築されるということなのでしょう。
旅の素敵さや大切さを伝えるのに、これ以上の説得力があるものは中々ないと感じます。
旅は人を成長させるとはよく言われる言葉ですが、同時に、人の根幹を作ることにも繋がるのです。

自分に自信が持てなくなってしまった時に読んでもらいたい言葉2つ

最後は少し毛色が異なります。
日々の生活を過ごしている中で、ちょっとした出来事などがきっかけで自分に自信が持てなくなってしまったような時、そんな時に読んでもらいたい名言を紹介します。

聡明な人間は、旅することによって、最も見事に自己を形成していく
ーー ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)  ーー

「あの人はやっぱりすごいな。。」「それに比べて俺(私)はダメだな・・・」
そんな風に他人と自分を比較して落ち込んでしまうような時がある人もいるのではないでしょうか。
私は結構よくあります。。
そんな時はこの言葉です。
ここでは、比較対象を「聡明な人間」と捉えるのではなく、自分自身を「聡明な人間」と認識しましょう。
自分は聡明な人間だと自覚します。
そして、聡明な人間とは、旅をすることで自己を形成していけるんです。
更に、自己を形成する、というところをもっと単純に読んでしまいましょう。
旅をすることで成長出来るという風に捉えます。
旅をすると自分を成長させることが出来るんです。
そんなことで・・?と疑問を持つ人もいるかもしれません。
でも、今は他人と比較して自分に自信を持てなくなっている時です。
自分に何が足りていないのか?何をすればよいのか?
これの回答が「旅」だということが分かれば、あとはやってみるのみです。
どんなに小さなものでもどんなに近くでもなんでもいいんです。自分が「旅」だと感じられればそれが「旅」です。
まずはとにかく「旅」に出てみましょう。
そこで感じた何かをきっかけにして、次につなげていきましょう。
そうやって自己の成長のために試行錯誤しているという時点で、既に十分に立派な人だと私は思います。

船に乗っても、
もう波が出やしないか、嵐になりゃしないか、それとも、この船が沈没しやしないかと、
船のことばかり考えていたら、船旅の愉快さは何もなかろうじゃないか。
人生もまたしかりだよ。
ーー 中村 天風  ーー

人生を旅と比喩する名言は数多く存在します。
そして、人生を旅と捉えた時にはこの名言も効いてきます。
個々の出来事に一喜一憂しすぎなくてもいいのだから、もっと人生を楽しもうよ、という意味合いの言葉だと私は認識しています。
他人と比較して自分の自信をなくす、ということ自体が悪いということではありません。
ただ、そのことで落ち込んでしまうだけでは勿体ないし、せっかくなら人生という旅でこれから先も起きるであろう他の様々な出来事に対しての期待や楽しみを見出すのもいいと思います。
見過ごしてはいけないことや、無視してはならない出来事があるのは事実です。
でも、落ち込んだりへこんだりするのは、それ単体では自分が辛いだけです。
それを原動力に変えて前に進める人はそうするのがベストだと思います。
それが難しいという人は、落ち込んだりへこんだりするのは一時的なこととして、そういった気持ちを頑張ってリセットしてしまいましょう。
せっかくの人生という旅。旅の楽しい側面をもっと注視してみると新しい発見があるかもしれません。

まとめ

旅にまつわる名言は数も多くあり、そのどれもがとても素敵な内容です。
とはいえ、これらの言葉達は偉人や著名人が残したから「名言」たりえるわけではありません。
名言とされているのは、偏にその言葉自体に多くの人が共感し感動出来ると思えたからです。
そしてそれ以上に大切だと私が考えているのは、それらの名言から自分自身がどのような意図を感じ、どう解釈するか?ということです。
自分の心の芯に響くような言葉があれば、それを発したのが誰かは関係なく、その言葉も自分にとっての「名言」です。
本を読んでいる時や、旅の途中で見かけた看板のキャッチフレーズを見た時、どんな時に名言と出会えるかは分かりません。
自分の身の回りに存在しているかもしれない名言を意識して探してみると、また新しい発見があるかもしれませんよ。

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